経営理念・行動指針

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19年目

11月1日で当社介護サービスは19年目を迎えました。18年前と現在を比較すると、労働環境が大きく変わったのは周知の通りだと思います。それに付随して労働意欲も大きく変わった。2000年初頭にヒルズ族が出現し、数字や量を賛美した時代も多少あったが、少子高齢化も相まってなのか、質的な豊かさに喜びを見出そうとする人が年を重ねるごとに増えてきていると感じております。

介護サービスも人不足もさることながら、国民の労働観が大きく変わり、サービスを必要な場面で提供することが難しくなっている。海外の人やシニア層に穴を埋めてもらうのは忍びないが、時代が大きく変わったと感じる。

ユニクロの柳井社長が、このままでは日本が滅びると雑誌に掲載されていましたが、経済的な成長を国民自身が余り望んでいないことを柳井さんの立場からだと理解が出来ないのかも知れません。以前、流行ったピケティの『21世紀の資本』では、労働で稼ぐよりも、金で金を産む方が稼げることを発表しました。まさに柳井さんはこの立場の方であり、国民が労働意欲を無くしてしまうと自社に影響を与えてしまうという危機感も相まっての発言なんだろうなと私は感じております。一人当たりのGDPも金融で稼いでいるスイスやルクセンブルグはトップですが、日本は27位。人口が減っていくのであれば、無理に国全体のGDP維持を考えず、金融やITにシフトし一人当たりのGDPを稼ぐのが得策だと思います。ただ、勉強したい意欲を持つ子供が相対的に減っているので、産業のシフトも上手くいくかは私には分かりません。

19年経って感じるのは日本の栄華が終わり、身の丈に合わせて生きていく時代になったのだと思います。ローマしかりイギリスしかり、どの大国も通ってきた道ですので、流れに身を任せるのも一考だなと感じております。







ヤマト

宅急便大手のヤマトの業績が冴えない。以下、今日の日経より引用

ヤマトホールディングス(HD)が業績の回復軌道を描けずにいる。値上げによる増収分を人手確保の原資とし、荷物量を安定的に伸ばす狙いだったが、予想以上の客離れに見舞われた。コストばかりが先行し、2019年4~9月期の連結営業利益は前年同期に比べて8割減の50億円程度になったようだ。(日経新聞 10月24日朝刊)

EC需要増大により、取り扱い個数が爆発的に増え、労働環境の悪化や現場からの不満が多発していた。働き方改革も相まって、値上げや取り扱い個数の抑制を行い、配達員の分業、給与改善を率先して行ってきたというのがヤマトである。

当社はヤマトをベンチマークにし、雇用の改善、価格の見直し、有給消化の消化見直し等を行っているが、ヤマトと同様に安値で参入する業者や法令を無視した業者に阻まれているという点では同様のジレンマに陥っている。

amazonで注文すると、最近は新興企業の宅配業者が配達に来る。制服も来ていなければ、接遇も個々で対応が違い、男性でも夜の受け取りはちょっと怖いなという人もいた。

働き方改革により、改善を図る企業と、某芸能人ではないが、納税の義務を怠る様に法令を無視して維持を図る企業に二分していくのではないか。ヤマトもここが正念場だと思い、信念を貫いてほしいと思う。

ヤマトと福祉業界は切っても切れない縁がある。ヤマトの中興の祖は小倉昌夫さんだが、クロネコヤマトの生みの親だけでなく障がい者施設での生みの親という2つの顔がある。今の障がい者施設では給与支払いや販売による利益を獲得は当たり前だが、その仕組み最初に作ったのは小倉さんだと聞く。そのような源流を持つ会社には是非とも、この逆境を乗り越えて欲しい。


投資家みたいに生きろを読んで

レオス・キャピタルワークス代表取締役社長の藤野さんの最近の著書。彼らが運用している『ひふみファンド』は雑誌でも取り上げられていて有名です。私もレオス・キャピタルワークスの投資信託を買っています。

藤野さんを知るキッカケとなったのは、某コンサル会社が主催した講演会でした。その時のゲスト講師が藤野さんでした。講演で投資先の選別方法や投資哲学を聞き、この人から投資信託を買いたいと思い、買い始めたのがきっかけでした。


最近の著書『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)をファンとして購入してみました。サラリーマンの方を対象に書いてありますが、私にも役に立つ内容が多く書かれておりました。実はfacebookで藤野さんをフィードしており、常に藤野さんの言動や考え方をリアルタイムでチェックしています。(facebookの良い点ですね。)

本の中で投資生活30年の藤野さんが、投資とは、エネルギーを使って、未来からお礼がくるもの。主体的に決断をするものと定義づけています。普段の生活から、これは投資なのか、浪費なのか?惰性で決めたのか、主体的に決めたのかを判断し、行動するのが投資家としていきることだと書いてあります。当たり前のことなのですが、ついついコンビニに寄れば、買う気もなかったのにお菓子を買ったり、勢いで買ったは良いが着ない洋服があったりと、意外と投資と浪費の区別が出来ていない自分がいますので、とても戒めになりました。

平易で分かり易く書かれているので、お勧めの本です。


社会の分断

少子高齢化が進むと、今までの既得権益や若者やその他への税金の配分の違いによる対立がより生れてくる懸念がある。
政治でも、NHKに対する既得権益や税金の使い方を正す為の政党が出現した。また、大企業有利とされる法人税減税と減税分を消費税増税で賄っていることを指摘している政党も出現した。共に無党派層や若者を支持母体として政党運営を考えていると思われる。

経済が順調で若者にも明るい未来があれば、NHKの受信料は指摘されなかったのかも知れない。未来が不確定であり、自己責任で這い上がれといわれてしまうと、既得権益に乗っかっている人々や税金によって支えられている層に対して、若者達の意見が先鋭化するのは当たり前である。


所謂、社会の分断である。今後、デモや対立が増えると思う。

政治的な解決よりも、宗教的な解決、同胞をいたわる気持ちをより伝えていく教育、仕組みを即座に作る必要があると思う。全てを善か悪か、有利か不利かで判断を決めてしまう世の中は、誰しも居心地が悪く、殺伐とした空気感となる。宗教は善や悪、利益を超越した部分に存在する。そこに期待したい。


10月22日「即位礼正殿の儀の行われる日」

当社では月次会議を毎月行っているのだが、先月、10月22日が祝日だと知った。

私自身、天皇制や天皇のことを聞かれても歴史的事実しか語ることが出来なかった。

その私が衝撃を受け、猛烈にハマっている書籍が『月間日本』1月増刊号『私の天皇論』です。有名な論客が天皇や天皇制について寄稿しているのですが、故西部進さんや哲学本で私が勝手に師事している内田樹さん、天皇制への考察で僕が勝手に注目している白井聡さん、講演会を拝聴した佐藤優も寄稿されている。また注目はIRで反対意見を出した藤木幸夫さんも寄稿されていて、とてもバラエティーに富んでいる。また、内容もレベル高く、考察力も高く、きちんとしたエビデンスに基づいて書かれているので、各寄稿内容のベースは統一化されている。

内容を詳細に書くと、書ききれなく、内容がブレブレになるので、簡潔にすると、天皇とは文化・宗教であり、憲法により国民主権で国民により選ばれるものではない。文化・宗教として象徴がない韓国では、大統領が変わるたびに国が割れてしまう。中国では易姓革命(王朝が交代すること)により、国が変わってしまうが、日本はあくまで昔より象徴であり、政治的影響が無い為(江戸時代まで)、日本という形が変わらなかった。天皇という万世一系(血統が変わらない)という神話性を壊さない為にも過度に法律で規定せず宗教・文化として現神人と存在していることが望ましいという共通認識で書かれている。

この本を読むまで三島由紀夫の天皇論が一部理解出来なかったのだが、論客のおかげで理解が出来た。彼は玉音放送を聞いた後に天皇に対しての怒りを超えた怒りをずっと持っていた。それはキリスト教と天皇との対比による怒りだった。神はアブラハムに対して子供を差し出すことを要求し、アブラハムの子を殺すこと、アブラハムの子自身が殺されるという二重契約をした。しかし、神は自分の命を差し出すことは無い。しかし、天皇という神は自らの命をも差し出す覚悟で敗戦を迎えた。神が死を選ぶことに対しての怒り。この怒りが彼を最終的に市ヶ谷へ駆り出させたのかと勝手に推測してしまった。


ヘタな自己啓発本を10冊読むよりもとても良本なのでおすすめです。



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